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真・恋姫†無双 蜀国剧情翻译第1章[2]

2012年01月09日 ⁄ 综合 ⁄ 共 11807字 ⁄ 字号 评论关闭

真・恋姫†無双 蜀国剧情翻译第1章

 

「はい確定。ここは東京じゃありません」一刀           『确定了。这里真的不是东京』一刀

まぁ、さっきからそうは考えていたけど、こんな時       算了,虽然从刚才开始就一直在考虑这,但看到这些不知道是什么年代
代がかった家屋が街と言われたら、自分の置かれてい     的房屋以及街道,多多少少了解了自己现在的处境了。
る状況がいやでも分かるってものだ。

「ホント……何がどうなってるんだかなぁ……」一刀    『真是的...到底发生了什么事啊...』一刀

やっぱりタイムスリップ……なのだろうか。             果然...是穿越时空吗。还是说这里是死后的世界?
 それともここは死後の世界?

───などと相変わらず思索に浸っていると、           --就在我沉溺于奇怪的想象时,

「お兄ちゃん、何やってるのだ? 鈴々は腹ぺこなん      『哥哥,你在磨蹭什么啊?铃铃肚子已经饿得咕咕叫了
だから早く来るのだ!」張飛  快点过来吧!』

プンスカって効果音が聞こえそうなぐらい、ほっぺ         听到我独自一人嘀嘀咕咕后,直接抓住了我的手。
たを膨らませた張飛が俺の手を引っ張った。

引っ張られるまま、お店の中に入って────。           就这样把我拉进了店里--。

で、たっぷりとご飯を食べて人心地を満喫。嗯,看来肚子饿起来的人对食物的怨念相当大啊。
 すると現金なもので、今の状況がそう悲観的な状況         由于身上没钱,所以对目前这种悲惨状况也没什么好想法
でも無いって思えてくる。

「ふぅ~……」一刀        『哈...』一刀

なんて満腹吐息をついていた俺に、          为什么叹气的人总是我啊。

「それでね、北郷様」劉備   『那么,北乡大人』

劉備が姿勢を正して話しかけてきた。         坐正了姿势一脸认真。

「さっきも説明した通り、私たちは弱い人たちが傷つ          『就像刚才所说的一样,我们无法忍受弱小的百姓无辜受到伤害,
き、無念を抱いて倒れることに我慢が出来なくて、少           ,想着即使是一点的力量也希望能够做点什么,才旅行至今』
しでも力になれるのならって、そう思って今まで旅を           
続けていたの」劉備

「でも……三人だけじゃもう、何の力にもなれない。           『但是...只有我们三人,力量根本不够。完全无法在这个
そんな時代になってきてる……」劉備  时代里有所作为...』

「官匪の横行、太守の暴政……そして弱い人間が群れ            『官匪横行,太守暴政...层层欺辱,搞得民不聊生。这种
をなし、更に弱い人間を叩く。そういった負の連鎖が              恶性枷锁已经彻底颠覆了整个大陆』
強大なうねりを帯びて、この大陸を覆っている」関羽

「三人じゃ、もう何も出来なくなってるのだ……」張飛          『但只有三人的话,根本什么都做不出来...』

「でも、そんなことで挫けたくない。無力な私たちに             『但是,我们不会因这而放弃。就算没力量,我想也会有
だって、何か出来ることはあるはず。……だから、北  我们能够做到的事情...所以,北乡大人!』
郷様!」劉備

「は、はい!?」一刀              『啊,是!?』一刀

「私たちに力を貸してください!」劉備           『希望您能借给我们力量!』

「ほわっ!?」一刀  『哈!?』一刀

「天の御遣いであるあなたが力を貸してくだされば、『希望身为天之御史的您能借给我们力量,这样的话一定
きっともっともっと弱い人たちを守れるって、そう思 能帮助更多弱小的人们,我是这样认为的!』
うんです!」劉備

「戦えない人を……力無き人たちを守るために。力が 『为了保护那些无法战斗...无力战斗的人们。以及对那些
あるからって好き放題暴れて、人のことを考えないケ  有力量却不想着帮助他人,反而胡乱使用的渣滓们,
ダモノみたいな奴らをこらしめるために!」劉備       给予天罚!』

真っ直ぐな真っ直ぐな瞳。            认真而又直率的眼神。
 その瞳を興奮から少し潤ませながら、劉備は俺の手   眼睛因激动而溅出泪花,用力的握住了
を強く握りしめる。     我的手。

そこから伝わってくるのは……真心というものだろ     恐怕她所说的这一切的一切...都是真心话。
うか。

劉備の言葉やその表情と同じ、燃えさかる心の炎が、  的话和她的神情一样,以及她火热的心灵,都通过
その掌を通して俺の心に染みいってくる。这双手传达到了我的心里。

本気で。真心から誰かの力になりたいと考えている      认真的。是真心希望谁能够帮助她,这话是如此的有
劉備の言葉は、逆らえないぐらいに迫力があり、魅力      魄力,有魅力。
があった。

「だけど……俺は君たちが考えている、天の御遣いな    『但是...我并不是你们所想的天之御史哦?只是个
んて云うすごい人間じゃないよ? 普通の、どこにで    普通的,随处可见的学生而已...就算向我求救,我
も居る学生だ。……そんな人間が人を助けるなんてこ     也做不出什么来啊...?一刀
と、出来るのかな……?」一刀

人を助ける。             帮助别人。这种话,说起来听起来相当简单...。但实
 言葉だけで言えば、それはとても簡単に聞こえるけ        际行动起来却相当的困难和麻烦...
れど……。 でも、それはとてもとても難しいことなんじゃない
だろうか……?

「確かにあなたの言葉も正しい。しかし正直に言うと       『的确也许正如你所说。但是说实话...就凭你
……あなたが天の御遣いで無くても、それはそれで良       有着天之御史这个称号,对我们来说都是好的』
いのです」関羽

「そうそう。天の御遣いかもしれないってのが大切な    『对对对。说到底天之御史的有无才是最重要的。』
ことなのだ」張飛

「どういうこと?」一刀     『此话怎讲?』一刀

「我ら三人、憚りながらそれなりの力はある。しかし         『我们三人,不是自夸多少还是有点力量的。但是
我らに足りないものがある。……それは」関羽 只有这些还远远不够。...那是因为』

「名声、風評、知名度……そういった、人を惹き付け          『名声,风评,知名度...这些重要的东西,我们
るに足る実績が無いの」劉備   都没有』

「山賊を倒したり賞金首を捕まえたりしても、それは           『虽然打倒了山贼拿到了赏金,但这样只能
一部の地域での評判しか得ることができないのだ」張飛            在当地获得些评判而已』

「そう。本来ならば、その評判を積み重ねていかなけ          『是的。本来,这些风评应该要慢慢积累才对。
ればならない。……しかし大陸の状況は、すでにその            ...但如今这大陆的状况,已经没有让我们慢慢
時間を私たちにくれそうにもないのです」関羽   积累的时间了』

「一つの村を救えても、その間に他の村の人たちが泣           『拯救一个村的同时,其他的村却正遭受着苦难
いている。……もう、私たちの力だけじゃ限界が来て             而哭泣。...但我们仅仅是这样,就已经
るんです」劉備    达到了的极限』

「だからこそ、天の御遣いという評判を利用し、大き          『所以,才打算利用天之御史的名号来获得的评判
く乱世に羽ばたく必要があるってワケか……」一刀              ,在这乱世的大陆,这的确显得必要...』一刀

確かに。         的确。也许这个世界的过去——记得三国志的
 もしこの世界が過去───いわゆる三国志の舞台で舞台正是在汉代之后,那么能得到这
あった後漢時代ならば、そういった神懸かり的な評判              超乎现实的评判话,一定能获得巨大的力量。
は、劉備たちにとって大きな力になるだろう。

迷信や神様への畏怖ってものが、人の心に強く関係 毕竟这是个对迷信,神灵畏惧,人心并不
していた時代だ。   坚强的时代。

天の御遣いが劉備の傍に居る……というだけで、人如果说有天之御史在身旁的话...那么,人们
は劉備に畏敬の念を抱き、その行動を注視するように             就会对抱以敬畏,然后注视着她的行动。
なるだろう。

注視するようになればこそ、劉備の行動に共感する              如果说注视着她的行动话,和有着共同愿望
人間や心服する人間が、飛躍的に増えていく。   的人们或是佩服她的人们,都会相聚而来。
 それが知名度であり、名声ってものだ。          这就是知名度,以及名声的作用。

ただ────。        但是---

「(……一体、俺はどうすりゃ良いんだ?)」一刀           『(...到底,她们看上了我哪一点呢?)』一刀
 
俺はなぜこの世界に居るのか───。             我为什么会来到这个世界--。
 そもそも、なぜ俺なのか。       话说回来,为什么会选择我。
 それが分からない。              完全不明白。
 分からないんだけど……。         虽然不明白但是...。

「(分からないけど……分からないなら、いくら考え         『(虽然不明白...但是不明白的事情,无论怎么
たって分からんか)」一刀         考虑还是不会明白的)』一刀

元々、こういう堂々巡りになりそうな考えに時間を             话说,像这样的考虑仅仅只是浪费时间而已,
割くよりも、行動する方が得意なんだ。          这时候就应该首先行动起来。
 それに……。     而且...。

「(世に生を得るは事を為すにあり……って言葉、爺          『(人生于世,就该完成自己要做的事...
ちゃんが良く言ってたっけ)」一刀  这是爷爷常说的话)』一刀

今、俺がここに居る理由……それが何なのか分から              现在,我在这里的理由...虽然不知道是什么
ないけれど、きっと何か意味があるからこそ、俺はこ             ,但肯定是因为什么原因,我才会来到这个
の世界に来たんだろう。           世界。

なら、今、目の前にいる……劉備、関羽、張飛って那么,现在,在我面前...名为,
名乗っている女の子たちこそ、『事を為す』ための切              ,的女孩子们,不是正是告诉了我
っ掛けなのかもしれない。            该做的『事』吗。

「(……よし)」一刀 『(...决定了)』一刀

体を捨て、待を捨て去れば、心は自在になる。      动起来,别犹豫,随心所欲。
 それこそ、俺が爺ちゃんに教えて貰った剣術の極意这才是,爷爷教给我的剑术奥义。
ってヤツだ。

その教えに従い、自在奔放に行動すれば、いつかは  遵从这,自由奔放的行动起来,事情
事を為すことが出来るだろう。      就会在不知不觉中被完成。
 ……その『事』っていうのが今はまだ分からないけ             ...虽然这『事』到现在还不是很清楚。
れど。

「─────」一刀              『-----』一刀

大きく深呼吸をしたあと、固唾を呑んで返事を待っ 深吸一口气后,看着正神情紧张等着我答案
ている三人に向き直る。             的三人。

「……分かった。俺で良ければ、その御輿の役目、引              『...我明白了。如果说可以的话,我就
き受けるよ」一刀  以御史的身份,助你们一臂之力吧。』一刀

「ホントですかっ!?」劉備       『真的吗!?』

「ああ、一宿一飯……正確には一飯かな? その恩義            『嗯,正所谓一宿一饭...正确来说是一饭之恩
だってあるし。俺で良ければ」一刀             吧?既然有恩于我。肯定要有所报答的』一刀

頬を紅潮させて喜んでくれた劉備の顔を、笑顔で見              那因高兴而红润的脸颊,灿烂的笑容,
つめ返して────って、あれ? 突然一瞬间不见了----嗯,怎么了吗?

「一飯の恩?」劉備             『一饭之恩?』

「一飯の恩……ですか」関羽      『一饭之恩...吗』

「一飯の恩……」張飛            『一饭之恩...』

「ん? 何? 一飯って言葉、何かまずかった?」一刀       『嗯?怎么了吗?一饭之恩,哪里说错了吗』一刀

「え、あの……んとですね、天に住んでた人なんだか           『啊,那个...就是说,住在天上的人应该都有
らお金持ちかなーと思って、ですね」劉備          的是钱吧,是这样的吧』

「天の御遣いのご相伴にあずかろうと……」関羽  『因为是和天之御史一起...』

「つまり鈴々たちはお金を持っていないのだ♪」張飛       『也就是说铃铃们身上并没有钱啦!』

「えーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」一刀         『哈啊~~~~~~~~~~~~!?』一刀
(创业之初果然辛苦,没钱只能吃霸王饭!)
「………ほぉー」おかみ       『.......嚯~~』掌柜

「げっ、なのだ!」張飛        『唔,糟糕了!』

「あんたら全員……一文無しかい!」おかみ     『你们四个...是来吃霸王饭的吗!』掌柜

「あ、あははっ、ち、違うんです、えっと、お金を持            『啊,啊哈哈,才,才不是呢,那个,以为带
っていると思ったら実は持っていなくて───」劉備  了钱其实并没有带--』

「食い逃げなどをするつもりは─────」関羽  『我们可不会吃霸王饭--』

「言い訳無用! 逃がしゃしないよ、みんな、出会え             『多说无益!可不能让你们逃了,大家,都
出会えぃ!」おかみ              过来都过来!』掌柜

「おおー、おかみさん、食い逃げか?」ヒゲ      『噢喔,掌柜,是吃霸王饭的吗?』胡子男

「このご時世にふてぇ野郎どもだ」青年          『生于这世道的混蛋们』青年

「ギタンギタンにとっちめてやる!」男          『有种啊我看不惩罚是不行了的!』男

「ちょ、どこから現れたの、みなさんっ!?」一刀『等,都从哪里出现的啊,大家!?』一刀

「ちょ、ちが……話を聞いてくださーーーーい!」劉備          『等一,不是..请听我说啊...啊』

こうして────。              就这样---

無銭飲食を許して貰う条件として、俺たちはしこた 作为吃霸王饭的代价,我们开始在这里洗
ま皿洗いをさせられたのだった──────。     盘子----。

「はぁ~~~……疲れたよぉ~~~~」劉備        『啊......累死了~~~』

「全くです。戦場で槍を持つならば疲れなどしないの『我也是啊。比起拿枪上战场还要累啊...』
ですが……」関羽  

「はっはっはっ。厨房だって女の戦場なんだ。こんな             『哈 哈 哈。厨房就是女孩们的战场。这种
ことでへこたれてちゃ、これから先、人助けなんてで程度就不行了的话,那之前说的,帮助别人
きっこないよ~?」おかみ            的话可就成了戏言了喔?』掌柜

「えっ?」一刀    『嗯?』一刀

「厨房であんたらの話、しっかり聞かせてもらってた『你们在厨房里的话,我听得一清二楚哦。
のさ。……応援してるよ、お嬢ちゃんたち」おかみ  ......支持你们哦,几位小姐』掌柜

「ううー。応援してるのなら、皿洗いは勘弁して欲し『嗯嗯。支援我们的话,就放过我们洗盘子
かったのだー……」張飛              吧...』

「それはそれさ。大きなことをやろうとしている人間              『说的也是啊。做大事的人,怎能被这
が、小さなことを誤魔化しちゃなんねぇ」おかみ     种小事情耽误时间呢』掌柜

「お天道様の下で胸を張って歩くためにゃ、ケジメっ             『有天之御史大人在身边的话,肯定不能
てやつが必要なのさ」おかみ         把你们和那种人混为一谈啊』掌柜

そう言いながら、ニヤッと笑ったおかみが、      说完这些话后,掌柜哈哈的笑了,

「ほら、こいつを持っていきな」おかみ           『好了,拿着这个吧』店长

と、陶器で出来た瓶のようなものを取りだした。  店长取出一个陶器瓶递给了我们。

「これは?」一刀『这个是?』一刀

「うちで造った酒さね。……大望を抱くあんたらの門             『是我们自己酿的酒。...我们大家对你们抱有
出の祝いにご進呈だ」おかみ     很大的希望哦,这个就当是的礼物了』掌柜

「おかみ……」関羽             『店长...』

「こんなご時世だ。うちらがいつまで生きてるかは分             『生于这种乱世。我们也不知道自己还能活多
からん。でもあんたらみたいな子がいりゃ、いつか世           久。但是像你们这样的孩子,说不定能撑到这
の中は良くなる……そう思うからさ」おかみ       世道变好的那天...希望如此』店长

「ありがとう……。きっと……きっと、私たち、もっ             『感激不尽...。一定...一定,我们一定要
ともっと力をつけて、みんなを守れるぐらいに強くな              获得更多更多的力量,用这些力量守护弱小
ってみせます!」劉備             的人们!』

「ははっ、期待してるよ」おかみ 『啊嗯,期待你们哦』店长

「任せろなのだ!」張飛            『交给我们了!』

「頼もしいねぇ。……それであんたら。この先、行く             『拜托了。...那么你们,现在有要去的地方吗
あてはあるのかい?」おかみ         ?』店长

「そ、それは……」関羽          『这,这个....』

「まだ特に決まってないですぅ……」劉備         『目前还没有决定...』

「……全く。言ってることはデカイが、何にも考えて              『...真是的。说的那么伟大,但什么都没
ないんだねぇ」おかみ              考虑吗~』店长

「あぅ……すみません……」劉備 『啊...非常抱歉...』

「まぁいいさ。見たところ、あんたら武芸に長けてそ              『不没什么。在我看来,你们是会武功的吧
うだしね」おかみ    』店长

「うむ。私と張飛に勝てるものは、そうは居ないと自              『嗯。不是自夸,我和对自己的武艺还是
負している」関羽  很有信心的』
 
「鈴々、超強いのだー!」張飛    『铃铃,可是超强的哦!』

「よしよし。それならこの街近辺を治めてる、公孫賛              『很好很好。那么首先治理好这附近吧,
様のところに行ってみな。最近、近隣を荒らし回って去公孙瓒大人那里。最近由于这附近的盗贼
いる盗賊どもを懲らしめるため、義勇兵を募集してい            活动非常猖獗,公孙瓒大人正在召集义勇兵。
るらしいから」おかみ            』店长

「公孫賛……あっ! そういえば白蓮ちゃんがこの辺             『公孙瓒...啊!说起来,小白莲就是在这附近
りに赴任するって言ってた!」劉備 赴任的啊!』

「……桃香さま。そういうことはもっと早くに仰って             『..桃香大人。这种事情应该早点说啊』
ください」関羽
 
「あぅ、ごめ~ん……」劉備      『啊,抱~歉...』

「全く。お姉ちゃんは天然過ぎるのだ。……で、どう              『真是的。姐姐天然过度了。...嗯,怎么
するのだお兄ちゃん」張飛            了吗哥哥』

「ん?」一刀    『嗯?』一刀

「お兄ちゃんは鈴々たちの主人になったのだから、行             『因为哥哥是铃铃们的主人,决定去哪里自然
き先を決めるのはお兄ちゃんの仕事なのだ」張飛     是由哥哥最终决定的』

「しゅ、主人? 俺が?」一刀  『主,主人?我吗?』一刀

「そう……ですね。確かに鈴々の言う通り、あなたは             『就是...这样。确实如铃铃所说,您就是我们
我らのご主人様だ」関羽          的主人』

「じゃあ、ご主人様。白蓮ちゃんのところに行っても             『那么,主人大人。去小白莲那里可以吗?』
良いかな?」劉備  

「……ああ。じゃあ行こうか!」一刀              『...嗯。就去那里吧!』一刀

まず一歩。       首先踏出第一步。
 その一歩が続けば、いつかは為すべき『事』が見え              接着这一步,慢慢的就会发觉自己要做的
てくるだろう。    『事』了。

「公孫賛様をしっかりと助けてやってくれよ。お嬢ち              『去帮助公孙瓒大人吧。小姐们!』
ゃんたち」おかみ    店长

「はいっ!」劉備   『是!』

こうして────。              就这样---

おかみたちの見送りを受けた俺たちは、公孫賛の本              在店长他们的目送下,我们向公孙瓒所在的地方
拠地に向かって出発した。        进发了。

その途中────。这那途中----。

「この辺り、かなぁ~?」劉備     『是在,这附近吧~?』

「おかみから聞いた場所はこの辺りですね」関羽    『店主告诉的位置就是在这附近吧』

「きっと丘の向こうにあるんじゃないかなー?」張飛『是在山丘的那一边吗?』

「じゃあ行ってみよう」一刀       『那么走吧』一刀

おかみに貰った酒瓶を手に、一歩一歩、踏みしめる  手里拿着店主赠送的酒,一步一步,登上了
ように丘を登る。   山丘。

「おお─────」一刀              『哦------』一刀

眼下に広がる一面桃色の世界。      眼前所看到的一片桃色的世界。

「これが桃園かー……すごいねー♪」劉備     『这里就是桃园啊...好壮观啊!』

「美しい……まさに桃園という名にふさわしい美しさ              『太美了...没想到桃园是如此的美丽』
です」関羽

「ホントだな。……御苑の桜みたいだ」一刀      『真的啊...就像御樱花园一样』一刀

「ほお……ご主人様の居た天にも、やはりこれほど美             『嚯...主人所居住的天界,果然也就有像
しい場所があったのですか」関羽    这样美丽的地方啊』

「咲いていたのは桜だけどね。……すっごく綺麗だっ           『不过盛开的只有樱花而已。...话说,这里真的
たよ」一刀        好漂亮』一刀

「雅だねぇ~」劉備              『风雅啊~』

などと、三人でしばしの風雅を楽しんでいると、    于是,我们三人非常兴奋的看着这。

「さぁ酒なのだー!」張飛         『喝酒啊-!』

ワクワクした表情を浮かべた張飛が、俺の周囲をク  露出一脸期待表情的,围着我转圈圈。
ルクル走り回る。

「……約一名、ものの雅を分からぬ者もいるようです              『...一人除外,完全和风雅沾不上边』
が」関羽           

「あははっ、鈴々ちゃんらしいね♪」劉備    『啊哈哈,真像小铃铃的性格啊!』

「らしいのかねぇ。……ま、いいや。みんな準備は良『的确像啊。...不过,也没什么不好。大家
い?」一刀          准备好了吗?』一刀

「うん!」劉備     『嗯!』

「はっ!」関羽      『是!』

「良いのだ!」張飛    『好了!』

手に持った盃にお酒を注ぎながら、    向大家手中的皿倒满酒。

「それにしてもまぁ……まさかあの有名なシーンに、『话说回来...没想到自己有朝一日能身处
自分が同席してたなんて、知らなかったな」一刀   这么有名的场景里,真是太不可思议了』一刀
  (“这场景”这里是指“桃园三结义”)
しみじみとした呟きを漏らす。    感触颇深的我不禁感慨了几句。

「どうかしたの? ご主人様」劉備『怎么了吗?主人』

「いや……色々とね。感慨深いというか。……それ以             『唔...想了很多。感触很深啊。...这之后
上にこれからどうすりゃいいのかな、とか」一刀     怎样行动才会更好呢,之类的』一刀

「前を向いて一歩一歩歩くしかないでしょうね」関羽              『向前一步一步的走就好了』

「立ち止まって考えてても、物事は何も進展しやしな           『就算停下脚步思考,现实也不会改变的』
いのだ」張飛

「……張飛の言う通り、かもな」一刀             『...也许,真的就像所说哦』一刀

「そうそうなのだ! ……それよりお兄ちゃん」張飛『是的就是!...对了哥哥!』

「ん?」一刀      『嗯?』一刀

「お兄ちゃんは鈴々たちのご主人様になったんだから、             『哥哥已经是铃铃们的主人了,希望能叫
ちゃんと真名で呼んで欲しいのだ!」張飛            我们的真名啊!』

「ま、真名ぁ? ……真名って何?」一刀           『真,真名?...真名是什么?』一刀

「我らの持つ、本当の名前です。家族や親しき者にし『我们据有的,真正的名字。只有家人或
か呼ぶことを許さない、神聖なる名……」関羽       亲人才能够叫的,神圣的名字...』

「その名を持つ人の本質を包み込んだ言葉なの。だか『这名字只有持有人认可的人才能够使用。
ら親しい人以外は、例え知っていても口に出してはい所以除了亲人以外,就算是知道也是不允许
けない本当の名前」劉備            叫出真名的』

「だけどお兄ちゃんになら呼んで欲しいのだ!」張飛              『所以我们希望哥哥能这样叫我们!』

「真名、か……」一刀              『真名,吗....』一刀
 
誰でも呼べる訳じゃない、特別な名前。            不是所有人都能叫的,特别的名字。
 ……それを俺に許してくれるってことは、それだけ...但允许我这样叫,这是不是说明她们对
俺が期待されてるってことなのかもしれない。「………」一刀       我的期待呢。『.....』一刀

正直、天の御遣いなんて役をどこまで出来るか……  说实话,没有天之御史就不会有接下来的
全くもって自信は無い。 それでも。  旅行...我也完全没有信心。但就算
 俺を信じてくれる人が居るのなら、精一杯その期待              是这样,有相信我的人在,我就应该用全力
に応えたいと思う。 回应她们的期待。

「……分かった。じゃあ、えっと……」一刀         『...我明白了。那么...』一刀

「我が真名は愛紗」関羽            『我真名名为爱纱』

「鈴々は鈴々!」張飛              『铃铃的是铃铃』

「私は桃香!」劉備  『我是桃香!』

「愛紗、鈴々、桃香……」一刀       『爱纱,铃铃,桃香...』一刀

それぞれの真名を呼びながら、少女たちをまっすぐ  分别说出了自己真名的少女,正笔直
に見つめる。         的看着我。

「何をすれば良いのか。何が出来るのか。……今もま  『该做什么好。能做出什么好。...现在
だ、俺には分からない。分からないけれど、俺は君た 的我,并不清楚。但就算不清楚,我也希望
ちの力になれればと、そう強く思う」一刀           能助你们一臂之力』一刀
 
「だから……これから、宜しくお願いします」一刀 『所以...从今以后,还望多多指教了』一刀

「じゃあ、結盟だね!」桃香        『那么,结盟吧!』桃香

「ああ!」一刀       『啊好!』一刀
 
桃香の言葉に強く頷き返す。         桃香肯定的点了点头。
 と、そんな俺を見ていた愛紗が、掌で包んでいた盃  此时,我看见爱纱,把自己装酒的器皿
を、空に向かって高々と掲げた。      向空中高举。

「我ら四人っ!」愛紗             『我们四人!』爱纱

「姓は違えども、姉妹の契りを結びしからは!」桃香              『虽姓氏不同,但在此结盟为姐妹!』桃香

「心を同じくして助け合い、みんなで力無き人々を救『一心一意,互帮互助,拯救那些没有
うのだ!」鈴々       力量的人们!』铃铃

「同年、同月、同日に生まれることを得ずとも!」愛紗             『不求同年同月同日生!』爱纱

「願わくば同年、同月、同日に死せんことを!」桃香『但求同年同月同日死!』桃香

「……乾杯!」一刀 『...干杯!』一刀

世に有名な桃園の誓い────。这就是有名的桃园三(四)结义的誓言---。
 それが目の前で繰り広げられている。             眼前突然一片宽广。

その『事』の意味を胸に刻みながら、俺は戦乱に満              『事』的意义已经察觉到了,我将在这战乱不断
ちた歴史の中に一歩、足を踏み出した────。     的历史中,踏出一步又一步----。

【上篇】
【下篇】

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