基本形式
DATA rtab {TYPE RANGE OF type}|{LIKE RANGE OF dobj}
[INITIAL SIZE n]
[WITH HEADER LINE]
[VALUE IS INITIAL]
[READ-ONLY].
機能
この命令は、RANGES テーブル rtab と そのテーブルデータ型を定 義します。テーブルデータ型については、セクション TYPES - RANGE OF に説明があります。 ただし、ここで定義するテ ーブルデータ型は独立した 型ではなく、データオブジェクト rtab のプロパティとして存在します。
ABAP オブジェクトの内部では使用できないオプション WITH HEADER LINE は、セクション DATA - TABLE OF での任意の内部テーブルの宣言と同じように、追加の ヘッダ行を宣言します。
リリース 6.40 より前のリリースでは、RANGES テーブルの定義でオプションVALUE によって 開始値を 指定することができませんでした。リリース 6.40 からは、IS INITIAL を開始値として指定することができます。
補足説明
RANGES 命令による RANGES テーブルの宣言は廃止されました。
例
この例では、RANGES テーブルを 宣言し、そのテーブルにデータを入力し、 SELECT 命令の WHERE 条件で評価します。
DATA: spfli_wa TYPE spfli,
r_carrid TYPE RANGE OF spfli-carrid,
r_carrid_line LIKE LINE OF r_carrid.
r_carrid_line-sign = 'I'.
r_carrid_line-option = 'BT'.
r_carrid_line-low = 'AA'.
r_carrid_line-high = 'LH'.
APPEND r_carrid_line TO r_carrid.
SELECT *
FROM spfli
INTO spfli_wa
WHERE carrid IN r_carrid.
...
ENDSELECT.