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第23課日本社会と外国人労働者

2012年10月16日 ⁄ 综合 ⁄ 共 3401字 ⁄ 字号 评论关闭

(だい)23() 日本社会(にほんしゃかい)外国人労働者(がいこくじんろうどうしゃ)

現在(げんざい)日本(にほん)には(やく)200万人(まんひと)在日外国人(ざいにちがいこくじん)生活(せいかつ)している。その内訳(うちわけ)()ると、オールド・カマーズ(old commers)と()ばれる、戦前(せんぜん)から滞在(たいざい)する人々(ひとびと)とその家族(かぞく)(やく)60万人(まんじん)、ニュー・カマーズ(new commers)と()われる外国人(がいこくじん)が100万人(まんじん)、それに未登録(みとうろく)超過滞在(ちょうかたいざい)、あるいはオーバー・ステイ(over stay)と()ばれる人々(ひとびと)(やく)30万人(まんにん)いると()われる。

 オールド・カマーズと()ばれるのは、日本(にほん)植民地支配(しょくみんちしはい)第二次大戦期(だいにじたいせんき)日本(にほん)出稼(でかせ)ぎに()たり、強制連行(きょうせいれんこう)されて()在日韓国(ざいにちかんこく)朝鮮人(ちょうせんじん)(やく)60万人(まんにん))や在日中国人(ざいにちちゅうごくじん)(やく)万人(まんにん))のことで、(かれ)らはすでに3(せい)、4(せい)主流(しゅりゅう)であり、「帰化許可(きかきょか)」を申請(しんせい)する韓国(かんこく)朝鮮国籍者(ちょうせんこくせきしゃ)毎年(まいとし)1万人前後(まんにんぜんご)いる。

 ニュー・カマーズというのは、80年代(ねんだい)(はい)って(おも)としてアジア(あじあ)から流入(りゅうにゅう)した外国人労働者(がいこくじんろうどうしゃ)であり、80年代後半(ねんだいこうはん)にはバブル景気(けいき)(あい)まって、(かれ)らの流入(りゅうにゅう)増加(ぞうか)一途(いっと)をたどった。このなかで増加(ぞうか)(いちじる)しいのは、中国人(ちゅうごくじん)日系(にっけい)ブラジル(ひと)、次いでフィリピン人である。バブルが崩壊(ほうかい)し、「(うしな)われた10(ねん)」と()ばれる深刻(しんこく)不況期(ふきょうき)(むか)えたが、それにもかかわらず、90年代(ねんだい)(とお)して在日外国人(ざいにちがいこくにん)は50万人(まんにん)増加(ぞうか)している。というのは、日本人(にほんじん)(いや)がる「3K労働(ろうどう)」の(おお)中小零細企業(ちゅうしょうれいさいきぎょう)人手不足(ひとでぶそく)深刻(しんこく)になり、外国人労働者(がいこくじんろうどうしゃ)のニーズが増大(ぞうだい)(つづ)けたからである。

 今日(きょう)では、(かれ)らの労働力抜(ろうどうりょくぬ)きには人手不足倒産(ひとでぶそくとうさん)しかねない中小(ちゅうしょう)製造業(せいぞうぎょう)(おお)い。こうして外国人労働者(がいこくじんろうどうしゃ)日本社会(にほんしゃかい)不可欠(ふかけつ)存在(そんざい)になるとともに、初期(しょき)には短期滞在型(たんきたいざいがた)圧倒的(あっとうてき)であった外国人労働者(がいこくじんろうどうしゃ)は、家族(かぞく)()()せたり、日本人(にほんじん)との結婚(けっこん)したりと、徐々(じょじょ)定住化(ていじゅうか)傾向(けいこう)(つよ)めている。それに(ともな)って、かつては(もっぱ)ら「外国人労働者(がいこくじんろうどうしゃ)問題(もんだい)として(かた)られてきた「在日外国人(ざいにちがいこくじん)問題(もんだい)であったが、今日(きょう)では、医療(いりょう)社会保障(しゃかいほしょう)教育(きょういく)文化(ぶんか)など、より(はば)(ひろ)い、生活(せいかつ)密着(みっちゃく)した社会問題(しゃかいもんだい)となったのである。

 その端的(はしてき)(れい)が、1989年以降急増(ねんいこうきゅうぞう)(つづ)ける国際結婚(こくさいけっこん)だろう。(たと)えば1997(ねん)国際結婚(こくさいけっこん)は2(まん)8000(けん)、1年間(ねんかん)結婚数全体(けっこんすうぜんたい)の 3.6%を()めるまでになっている。その(なか)一番多(いちばんおお)いのが日本人男性(にほんじんだんせい)とフィリピン人女性(じんじょせい)のカップルであるが、彼女(かのじょ)たちが日本(にほん)()らしに()()むことは容易(ようい)なことではない。外国人(がいこくひと)のための相談(そうだん)センターには、言葉(ことば)(なや)みや生活習慣(せいかつしゅうかん)(ちが)いからくる(おっと)両親(りょうしん)との不和(ふわ)(ある)いは、「教会(きょうかい)での礼拝(れいはい)はおろか、日本人(にほんじん)として(そだ)てろと、自分(じぶん)(むすめ)母語(ぼご)であるタガログ()(おし)えることすら禁止(きんし)され、(なや)んでいる。」といった内容(ないよう)相談(そうだん)が、連日(れんじつ)のように()せられているという。敬虔(けいけん)なカトリック信者(しんじゃ)である彼女(かのじょ)にしてみれば、自分(じぶん)宗教(しゅうきょう)尊重(そんちょう)してもらえないのは(つら)いことであろうし、母語(ぼご)自分(じぶん)子供(こども)(つた)えられないのはもっと(つら)いことに(ちが)いない。国際化(こくさいか)異文化交流(いぶんかこうりゅう)(さけ)ばれる裏側(うらがわ)では、依然(いぜん)としてこうした事態が(つづ)いているのであり、日本社会(にほんしゃかい)には在日外国人(ざいにちがいこくじん)自分(じぶん)民族(みんぞく)言語(げんご)文化(ぶんか)保持(ほじ)して生活(せいかつ)する権利(けんり)否定(ひてい)するような、根強(ねづよ)同化主義(どうかしゅぎ)(のこ)っているのである。

 日本(にほん)少子化(しょうしか)高齢人口(こうれいじんこう)増加(ぞうか)急速(きゅうそく)(すす)んでおり、「人口減少社会(じんこうげんしょうしゃかい)」の到来(とうらい)目前(もくぜん)(せま)っている。そうなると、(この)むと(この)まざるにかかわらず、日本社会(にほんしゃかい)はより(おお)くの外国人労働力(がいこくじんろうどうりょく)必要(ひつよう)とするようになる。しかし、日本社会(にほんしゃかい)にはアジア蔑視(べっし)の「脱亜入欧(だつあいりおう)(ろん)()みついた精神風土(せいしんふうど)があり、()たして「多民族(たみんぞく)多文化共生社会(たぶんかきょうせいしゃかい)」への移行(いこう)がスムーズに()くのか、心配(しんぱい)せずにはいられない。なぜなら、昨今(さっこん)欧米(おうべい)激化(げきか)しているような外国人(がいこくじん)労働者(ろうどうしゃ)排斥運動(はいせきうんどう)が、日本(にほん)でも()こらないとも(かぎ)らないからである。

 日本(にほん)は、かつてアメリカや中南米(ちゅうなんべい)(おお)くの移民(いみん)(おく)()した(くに)であり、それらの地域(ちいき)には、(いま)(おお)くの日系人(にっけいじん)()んでいる。今度(こんど)(まわ)(まわ)って、日本(にほん)海外移民(かいがいいみん)()()れる(ばん)()たのである。21世紀(せいき)日本(にほん)労働開国(ろうどうかいこく)他民族国家(たみんぞくこっか)への移行(いこう)()けて(とお)ることはできない。日本人(にほんじん)一人一人(ひとりひとり)が、この現実(げんじつ)()()うべき(とき)ではなかろうか。

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